2014年03月18日

BOOKS

堀米薫 『思い出をレスキューせよ!“記憶をつなぐ”被災地の紙本・書籍保存修復士』

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くもん出版 2014年2月、四六判ハードカバー 112頁 1400円+税 
「東日本大震災を語り継ぐ物語」として、会員の金野聡子さんを主人公にした児童向けノンフィクションが発行されました。
『おかえりプロジェクト』のお話も出てきます。

(編集室)
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BOOKS

貴田 庄『西洋の書物工房』

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朝日新聞出版、2014年2月、四六判ソフトカバー、243頁+15頁、1400円+税
2000年に芳賀書店から出版されたが、「あとがき」によれば初版800部、増刷350部が刊行されたのみで絶版となった。最近では古書価が出版時の定価の3倍ほどになっていたと聞く。入手しにくかった本が朝日選書の一冊として装い新たに出版された。西洋の製本について歴史的、理論的にきちんと解説した日本で最初の本である。著者は映画関係の著述で知られているが、1970年代末にパリとブリュッセルで本格的にルリユールを学んで帰国した。マーブル紙作家としても知られている。実際に手を動かして制作する作家らしく製本をモノとしてとらえる視点は現在でもとても参考になる。本を構成している紙や革、金箔、などの材料の歴史や特性を詳しく解説し、小口装飾やはなぎれ、見返しなどについての論考は読んでいて実に楽しい。豊富な写真と図版が読む人を飽きさせない。旧版はB5の大きな本でゆったりとした組版で読みやすかったが持ち運びには不便だった。今回は四六判と小さくなったがあまり窮屈さを感じない。むしろ、どこにでも持ち運びしやすく、片手でページを繰る事が出来て、気軽に読めるのは大歓迎である。製本についてもっと深く知ることの出来る一冊である。電子版もある。



ランバロス・ジャー 市川恵里 訳『水の生きもの』

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河出書房新社、2013年10月、B4変形(235×370ミリ)
ハードカバー、化粧函入り、28ページ、シリアル・ナンバー入り、3990円+税
とてもうつくしい本である。インド東部ビハール州に伝わるという民族絵画の一種ミティーラ画の絵本。まず大きさにびっくりする。函から出すと横長の本だが表紙とページを上方向にめくる。表紙見返しの色と線の鮮やかさが普通じゃない。そっと触るとインクの凹凸を指の下に感じる。そして絵本のページはインドの手漉き紙にインドのシルクスクリーン工房で作られたオリジナル版画である。手漉き紙と印刷インクの匂いが鼻を刺激する。しかし絵を構成する線の鮮やかさは、オフセット印刷では出すことのできないオリジナル版画ならではのものである。そして製本が手製本なのである。よく見返しのノドのあたりをみつめると、2か所で3つ目綴じしてあるのが分かる。3000部刊行のシリアルナンバー入り。同じシリーズの『夜の木』(タムラ堂刊)の制作工程を捉えた動画がある。http://www.youtube.com/watch?v=om6i3enGZ8c
                                    
(以上2点、岡本)
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2013年12月02日

新刊情報

『楽しい豆本の作りかた』

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ブックサイズ 天地210×左右200×厚さ10mm
著者 赤井都 http://kototsubo.com/
発行 学研パブリッシング http://gakken-publishing.co.jp/
2013.11.26発売
本文80ページ オールカラー
ISBN 978-4058001677
本体価格 1,600 円

初心者から経験者まで、新しい発見がある本。
子どもから大人まで、心ときめく…
自由な発想で作れる「豆本」の魅力がこの一冊に!

中綴じ、折本、平綴じなど、製本ごとに8作品掲載。
外装の作り方だけでなく、内容の決め方も丁寧に解説。
作品の完成度が高まる「函」のつくり方も登場!

(赤井都)
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2012年09月14日

おかえりプロジェクト展カタログ

「おかえりプロジェクト展」カタログ販売

「おかえりプロジェクト」の記録CDカタログを制作しました。
カタログには、アルバム作品298点と展覧会会場の写真89点、3か国語アルバム作品リスト、プロジェクト概要、寄贈者一覧、3か国語プロジェクト記録を収めています。
ご希望の方は運営委員会 event@bookbinding.jp(@を半角にしてください)までお申し込みください。

※CDカタログが開けないなど不具合がありましたら交換しますのでご連絡ください。

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(おかえりプロジェクト運営委員会)
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2012年09月07日

本の紹介「本の歴史文化図鑑」

「本の歴史文化図鑑」マーティン・ライアンズ著 蔵持不三也監訳 柊風舎 2012年5月刊
26cm 9500円(税別)

原題は、"Books, a living history" だが、ビジュアル版の歴史文化図鑑シリーズとして出版されている。
大判の本の見開きにエピソードが羅列してあるので読みやすい。(場合により3ページにわたる)図版はほとんどカラーで美しい。例えば、アリストテレス作らしい『アテナイの国制』のカラー画像は私は初めて見るもの
古代から現代まで、日本のマンガやデジタル(キンドル)まで目配りが利いている。
ただ、「日本の蛇腹式本と『源氏物語』」というエピソードはどうだろう。源氏物語の基本の形は折り本だったのだろうか。それも「蛇腹」と呼ぶのだろうか。
また最古の印刷巻物、敦煌出土の『金剛般若教』の長さが488メートルとは?(p10) 日本の国宝の金剛般若波羅蜜経は593cmである。
好意的な書評に、紀田順一郎氏のサイトでの紹介がある。
http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2012/051801/index.html

(河本)
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