2020年05月13日

逆目の本

先日、倶楽部会員の方が、悪い例として本文が逆目の本を作ったと聞き、
うちにある本の中で逆目のものを探してみました。
 
ご存知のように普通は、縦に紙目が通っているはずですが、
洋書や海外製のノートなんかで逆目のものをちらほら見かけます。
しっかりとナミナミに横ジワができていたりして。
単純に、どっちでも気にしないってことなんでしょうか。
または、紙のロスがもったいないとか…
 
まさかとは思いますが、
逆目の本はページにしなやかさがなく硬いので、開いた時に平らになるけれど、それを狙っているんだろうか…?
比較的最近のものでも逆目は見かけることがあるので、不思議です…
 

0512_1.jpg


上中央、保存食の作り方などを紹介している、とても古い本です。このように横にナミナミになっている。ページのしなやかさがない。
0512_2.jpg


上段右、植物図譜。逆目だと、通常の順目と比べて本の劣化が進みやすい気がしますが…どうでしょう。
0512_4.jpg


下段右、植物の写真集。表紙からして横にナミナミが。中身の写真はとっても綺麗ですが。
0512_5.jpg


下段左、サヴォイのカクテルブック。本のページはカードくらいに平らです。装幀と内容はとてもよい。
0512_6.jpg


古くて開き癖がしっかりついてるせいかもしれませんが、このように開くと平らに。
0512_7.jpg


和書にもありました。
0512_8.jpg



切手のエラーじゃないけど、こういう通常とは違った雑なものを見つけるのも
楽しみだったりします。




(柚本)
posted by 製本部 at 16:10| Comment(3) | No Category | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっとずれるのですが、雑誌の場合で、以前の話ですけれど、大部数を発行するものだと、何曜日の何時から、例えば凸版印刷のどの印刷機で印刷するかが決まっていて、そのつごうで、本文が逆目になると、編集の方が嘆いていました。
簡易印刷、製本の表紙だと、逆目の方が斤量に比して固い感じになるのでよく使われていました。
現在でも表紙のボール紙ないしカルトンを逆目に取る方はいると思います。
Posted by 河本洋一 at 2020年05月14日 08:00
商業出版だと、印刷の都合という場合もあるのですね。
面白いので、私も手元の本で逆目の本が無いか探してみます。
Posted by さとう at 2020年05月15日 08:49
コメントありがとうございます。
なるほど、やっぱり紙取りの問題もあるんですね。
表紙を逆目に取って固くするというのも技なんですね。ためしてみます。
Posted by 柚本 at 2020年05月15日 15:16
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