2019年09月03日

ワークショップ[京都]

◆ルリユールの時間「文庫本deプラ・ラポルテ」


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2019年10月26日-2020年3月28日
講師:藤井敬子

背と表紙を違う素材で作る、プラ・ラポルテとド・ラポルテ製本の2つの技法でお気に入りの文庫本を改装します。
表紙も本にあわせて、オリジナルの模様紙を作ってみましょう。

持ち物:改装したい文庫本 2冊〜(天地160mm、厚み20mm以内)

お問い合わせお申し込み先
NHK文化センター京都教室
京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99
四条SETビル3F
http://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/


(藤井)
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展示会情報[都内]

◆タイポグラフィをめぐる書物の森
2019年9月2日(月)―10月11日(金)11:00–19:00 土日祝 /休
「紙」と「文字・印刷・造本」をキーワードに、グラフィックデザイナー・工藤強勝氏が独自の視点で選定したタイポグラフィにまつわる国内外の書物を一堂に展示。ウィリアム・モリス主宰の印刷工房「ケルムスコット・プレス」による19世紀末の貴重書も展示いたします(特別協力:モリサワ)。
見本帖本店
東京都千代田区神田錦町3-18-3
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20190902.html


◆蔵書票の宇宙2019
2019年9月13日(金)−17日(火)12:30~19:00(日曜・月曜/祝日・最終日17:00)
9月15日トークショー「美しい蔵書票、制作秘話」青木康彦・江副章之介・田中栞 要予約
9月16日、17日 製本ワークショップ 講師:田中栞 要予約
会場/申込先:メゾンドネコ
東京都中央区京橋1-6-14 佐伯ビル2F 電話03-3567-8880
m-neko@office-taira.jp
http://www.office-taira.jp/m-neko/gallery/201909_zousho2019.html


◆「インキュナブラの時代」
2019年8月20日(火)−10月12日(土) 
9月17日(火)(休室日)に展示替えを行う予定です。
慶應義塾図書館(三田・新館)1階展示室 (入場無料)
開室時間: 平日:9:00-18:20 土曜:9:00-16:50
休室日:日曜・祝日、図書館休館日、9月17日
活字による15世紀の西洋初期印刷本をインキュナブラと呼びます。様々な変化と工夫を経て、現代の本のルーツとなりました。なぜ「印刷革命」と呼ばれ、今に至る影響力があるのでしょうか 。当時の技術の粋を尽くした活版印刷本の美と、そこから広がる疑問と謎解きの世界をお楽しみください。
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/exhibition/monthly_1.html


◆第31回慶應義塾図書館貴重書展示会
「究極の質感(マテリアリティ)−西洋中世写本の輝き−」
2019年10月2日(水)〜10月8日(火)  9:00〜21:00 最終日16:00閉場 入場無料
丸善・丸の内本店4階ギャラリー 
主催:慶應義塾図書館  協賛:丸善雄松堂株式会社
西洋の書物は、グーテンベルク以前の中世において既にひとつの完成に達していました。
羊皮紙に羽ペンで写字され、さまざまな顔料や金で彩飾された写本は、美しくも実用的な書物文化を作り上げています。
手書き写本ならではの質感をお楽しみください。
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/exhibition/annual_exhibition/



(藤井)
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2019年07月15日

TOKYO ART BOOK FIAR 2019に行ってきました

湿気と本というのはあまり相性が良くはないというのもあってか雨の中行くのを少々迷いましたが、行けば結局半日楽しんでしまいました。
10回目の今年は東京都現代美術館を会場として、約300組の出展者が集まったそうです。
だんだんと規模が大きくなって、カルチャーイベントというよりも商業イベント感が増してきたのかな、という印象でした。

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手作り感が減ってきたというのか、個人の出展者でもキチンと製本業者さんが仕立てたような本が増え、以前はたまにあった、写真などの自分の作品を「とにかく本にしたいんです!」という勢いと情熱で手作りしちゃった感じの本が少なくなったのは、少々寂しい気もします。

そんな風にどのブースも「製本」という視点から見てしまうせいで、どうしても本の作りを先に見てしまい、出展者さんからすればアラ探しをしているような感じの悪いお客様に見えているかもしれません。。。

製本方法でいうと、2年前の前回は国内外を問わず和綴じの本が目についたのですが、今回はだいぶ減ったような気が。アートブックの製本方法にもブームがあるのでしょうか。

今回タバコ風の見た目の物を何点か見かけました。
新進のアーティストやリトルプレスなどが多く出展するZ Sectionに出展していたMADOという出展者さんは、若い女性の3人組で毎月1つのテーマで写真や詩を用いたZINE(ジン)を作っているそうです。今回は作品のサイズや喫茶店に置いてほしいなどの理由からタバコ風のパッケージに入れることにしたそうです。ご本人達も「3人とも吸わないんですけどね〜。」と言っているように世の中の禁煙の流れに逆行しているようですが、本・文学・タバコ・喫茶店というキーワードを並べてみると、なんとなくレトロへの憧れという感覚もあるのかもなんて、少し前のブログ記事「バット詩集」を思い浮かべつつ考えたのでありました。

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最後に、今回の戦利品フィリップ・ワイズベッカーの作品集「HAND TOOLS」より、糊刷毛のページ。
きっと製本道具好きの方はキュンとくるに違いない。
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(さ)
posted by 製本部 at 17:55| Comment(1) | event | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月02日

映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』

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『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を観てきました。http://moviola.jp/nypl/
失礼ながら、こんなコアな映画お客さん入るのかしらと思っていたのですが(フレデリック・ワイズマン監督、岩波ホールさん、本当にごめんなさい)、映画の日にお得に見ようと思ったら当日券完売で泣く泣く退散。リベンジで次の日に30分並んで無事に席に着くことができました。見事に満席。

さて、内容ですが、ニューヨーク公共図書館で働く人々、講演などに招かれる作家や学者・アーティストなど、そして利用する人々の姿を追ったドキュメンタリーです。宣伝文句にもあるように、こんなことまで図書館の仕事としてやっているんだ!という驚きも多々ありました。(以下、ネタバレあり)

図書館はもちろん誰もが利用できる場所ですが、地域のすべての人に平等に情報をというだけではなく、情報を得る方法の指導や環境の整備まで考えて実践し、こうした地域への貢献を行政に訴えて予算獲得に積極的に動いている姿勢が印象的でした。

また、予算を出すニューヨーク市が図書館に求めていることと、図書館がやるべきこと・やっていること・やりたいことをどう擦り合わせていくか、重ねて議論されていました。

本はもちろん、写真や印刷物のコレクションやそれらの資料に対する職員の情熱も描かれています。そして、面白そうな講演会やイベントの数々。私もその一人ですが、おそらくこの映画を見た人が誰もが「行ってみたい」と思ったのではないでしょうか。

こうした海外の素晴らしい施設が紹介されると、とかく「日本は…」と批判的に言ってしまいがちですが、比較対象として捉えるよりも純粋にドキュメンタリーとして面白かったです。もちろん日本の図書館で頑張ってくださっている皆さんにとって、これからの図書館をより良くしていくヒントがいっぱいだと思います。

東京でもまだこれから上映開始の館がありますし、北海道から沖縄まで全国で公開されますので、ご興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょう。ただし、上映時間は3時間半です!お尻痛くなります!

(さ)
posted by 製本部 at 23:49| Comment(0) | No Category | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月07日

バット詩集のこと

詩人の石原亮という人が昭和4年に発行した、「バット詩集」という
200とか300とかの極少部数の、私家版のような本があります。
ゴールデンバット(たばこ)の包み紙に詩を印刷したものらしいけれど、
どのように仕立てられたのか体裁は謎、ネットで探してもほとんど情報が出てこないので、
ずっと長い間、幻の本でした。


たばこの包み紙ってことは、もしかして手作り?などと
想像を膨らませていたんですが、最近になってふと思い出してネット検索をしてみたところ
古書店がアップした画像がヒット、ようやく体裁が明らかになったんですが…


ゴールデンバットの包み紙というのは私の勘違いで、
本当は、箱(包みでなく当時は箱だった)の中に入っている白い紙に印刷したんだそうです。
たぶん綴じてはおらず、トランプみたいにバラで、ゴールデンバットサイズの箱に収められていたようでした。


石原亮という詩人、たぶん有名ではないと思いますが
「二行詩」の作品を多く書き、またそれを広めようとした人物だったようです。
この人の二行詩集「鳥の思想」は10年くらい前に見つけて買いましたが、
他にこの人の本を見かけることはほとんどありません。


しかし、包み紙で本にするなんて(していたら)ちょっと面白いし、たばこサイズというのもいい。
実物は私の想像よりフツーでしたが、たばこ紙とか、お菓子の包装紙なんかで本を仕立ててみるのもいいかもです。


ちょっとそれますけど、戦時下のロシアでこっそり作られていた「骸骨レコード」みたいに
物資不足のためにリサイクルで作った本、なんていうのがあるんでしょうか。


ご存知の方がいらしたら、ぜひ情報を…

(柚本)


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posted by 製本部 at 16:54| Comment(0) | No Category | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする