2020年06月10日

ミツマタ観察日記(初夏)

和紙の原料となる主要植物と言えば、コウゾ、ミツマタ、ガンピが思い浮かびますね。私はミツマタを育てています。園芸店で見つけた時は、名前の通り枝が三つに分かれていたので感激しました。庭に植えた時はひょろひょろの小さな苗木で、冬に降った少量の雪で倒れたほどでしたが、今では私の背丈を超えるほど立派に育っています。

早春、公園を歩いていると、黄色い花が目にとまるため、花の印象が強いかもしれません。初夏の今の姿は、花もすっかり落ち、葉が青青と生い茂っています。調べてみたところ、今の時期に種ができるようですが、私のミツマタには実がなったことがありません。

特に害虫もつかず、樹形も勝手にドーム状に形作られ、育てやすい植物だと思います。興味のある方は育ててみてはいかがでしょうか。

(中野)

material_0610_naka-thumbnail2.jpg
posted by 製本部 at 17:33| Comment(0) | material | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月04日

東京製本倶楽部 会員更新/新規も

6月は東京製本倶楽部の会員更新月です。

会員には案内が郵送されています。
引き続き更新される会員の方は、今月中に年会費のお振り込みを、
更新しない方は、その旨の連絡をお願いします。

新規会員も募集していますので、ご希望の方はこちらをご覧の上、事務局までご連絡ください。



倶楽部の活動など詳しくは、東京製本倶楽部のサイトをご覧ください。
http://bookbinding.jp

なお、ウェブサイトは現在リニューアル準備作業が進んでいるそうで、近々新しいサイトが見られそうです!

club_byzantine.jpg




(柚本)
posted by 製本部 at 13:56| Comment(0) | information | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月03日

本紹介

蔵書票の芸術 エクスリブリスの世界
著者:樋田直人
発行:(株)淡交社

このブログにいらした方は「蔵書票」とは何かをご存知の方だと思います。一応、簡単にご説明すると、蔵書票とは本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小さな紙片のことです。美しい版画によるものは美術的価値も高く、コレクターも多いようです。

この本は単なる作品集ではなく、蔵書票の誕生や種類などについても記述されています。個人的に興味を持ったのは、蔵書票の中には寓意的なものや、隠し絵技法が盛り込まれているものがあることです。クイズみたいで面白いですね。
読後は、私が蔵書票を作るとしたら・・・なぁんて妄想も膨らみました。蔵書票コレクション展を開くのも楽しそうですね。

(中野)

cover_0603_naka-thumbnail2.jpg
posted by 製本部 at 15:36| Comment(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月30日

両刃のナイフ情報

ルリユールの道具のひとつに、ポワントと呼ばれる両刃のナイフがあります。
私はこれを使わないで済むレベルのスキルなので、ほとんど使いませんが
手に入りやすくリーズナブルな両刃のナイフを見つけたので、ご紹介いたします。
(日本製の模型用ホビーナイフなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが)

F6050E16-90C8-4948-8B49-263F8BEB789E.jpeg

ミネシマの「ホビーナイフ」、大と小の2タイプあります。
定価は1200〜1300円ですが、1000円ほどで販売しているショップもあります。
少し厚みがあり、刃先はシャープで切れ味は良いです。
お値段の割には、かなり使えるのではないかと思います。


大きさはこれくらい。
8AD678B8-7246-4AE8-8CC6-F7B581BD21DF.jpeg

D9F122C9-A539-439B-8A0F-CC929AA0117B.jpeg


革のコバすきもできました。小回りもきいて、細かいナミナミにも切れる。
E187A751-2E37-441F-9D52-58646618886D.jpeg


使わないと言いながらも道具好きなので、以前に海外のネットショップで製本用のポワントを買ったことがありますが、あまりにチャチでびっくりしたものです。
その他は、手打ちの刃物を扱う専門店に行き、切り出し刀の両刃のものを見つけては買ったりしましたが
このホビーナイフのようなサイズは見かけなかったので、なかなか良いかなと思います。


(柚本)

posted by 製本部 at 22:59| Comment(0) | tools | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月29日

本紹介

『作家の犬』『作家の猫』
発行:(株)平凡社

ここで言う「作家」とは、詩や文章を書く人だけでなく美術、工芸などの芸術家も含まれます。その作家が飼っていた犬や猫とのくらしや家族を交えたエピソードなどが、豊富な写真と共に綴られています。

『犬』のトップバッターは志賀直哉。犬だけでなく動物全般お好きだったようです。菊池寛、川端康成、中野重治と文壇の重鎮が名を連ねます。犬種や犬の名前が述べられている場合もあり、作家の印象とマッチしていると思わず頷いてしまいます。

かわって『猫』のトップバッターは、やはりこの方。夏目漱石。掲載されている画家で挙げると熊谷守一、藤田嗣治が有名でしょうか。私は猫が好きなので、内田百閧ェ失踪した猫を探す話に心を痛め、火鉢で暖をとる室生犀星の猫のかわいさに悶絶しました。

作家が動物と接する姿は微笑ましく、本全体が動物に対する愛情に溢れています。一作家の内容は少なめで読みやすく、どの作家から読み進めても楽しめる構成となっています。私は持っていませんが、『作家の食卓』もあるようですよ。

(中野)

cover_0529_naka-thumbnail2.jpg
posted by 製本部 at 21:37| Comment(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする